■■ だいすき。 ■■
「DEASIKA!」
「ぇ…と、DAISUKE?」
宮田さんに会ったら早々に謎の言葉を満面の笑みで言われた。
「あれっ僕間違ってた?」
「激しく」
…ていうか、あれ?
「宮田さんCD聴いてくれたんですか!?」
「うん!TSU○YAで売ってた!凄いねぇ!」
「か、買ってくれたんですか!?」
「うん。」
「そんなっ、言ってくれたらあげるのに…」
「良いの。買わせてよ」
その笑顔が可愛かったから何だか更に照れ臭くなってしまった。
「えと…だ…DA、い…I、す…SU……」
「そんな、無理して覚えなくても…」
「えっ!やだよ、小野君のデビューアルバムなのに!」
何だかとてーも照れ臭い。
「DA…I…SU…KI…」
「あれ、それだと『大輔』じゃなくて『大好き』に…」
「良いのっ!僕、小野君大好きだから!」
キター。
天然カワユス爆弾ー。
ヤバいヤバい超照れるマジ照れる。
「DAISUKI!」
「あ」
「言えた!?今言えたよね!?」
「はい」
「やったー!」
…どさくさ紛れの抱き付きは卑怯です宮田さん。
「小野君、大好き!」
…殺し文句。
「DAISUKI!DAISUKI!」
「あの、宮田さん…恥ずかしい…」
「?」
▲end